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ニュース詳細
- 2001年11月9日
- 株式会社ダイフク
- 取締役社長 小泉 純一
防錆力1.5倍のカーゴテーナ、「ジンクコートタイプ」を新発売
-物流機器では初めての加工方式で、美観・手触りも向上-
当社はこのほど、ロールボックスパレット「カーゴテーナ」(商品名)の新シリーズとして、防錆力を大幅に強化し、美観や手触りも向上させた「ジンクコートタイプ」を開発し、販売を開始した。
ロールボックスパレットは、流通・運輸業界を中心に幅広く普及している通い台車。2000年度の市場規模は約80億円で、物流機器の中では大きなウェートを占める。当社は約35%のシェアを占めるトップメーカーだが、「ジンクコートタイプ」の投入でさらに冷凍・冷蔵倉庫業界や食品業界への拡販を図る。こうした従来市場に加え、クリーン工場や店舗等へも販売していくことで、「ジンクコートタイプ」の販売目標を年間2万台に設定している。
「ジンクコートタイプ」は、台車側面のパイプ部材に錆に強い溶融亜鉛メッキ鋼板を使用している上に、さらにその表面に粉体塗装を施し二重の皮膜を生成することで、防錆力を標準タイプの10倍、最も錆に強いとされる溶融亜鉛メッキタイプ台車の1.5倍以上に強化した。物流機器でこの加工方式を採用したのは初めて。
当社では、1970年から「カーゴテーナ」を手がけている。1990年から販売しているタイプからは、台車パイプ部材の紛体塗装と樹脂ベースを採用。従来のロールボックスパレットにはない耐久性と防錆力を実現した。しかし近年、冷凍・冷蔵倉庫業界や食品業界からは、さらに高い防錆力を持った台車が要求されており、溶融亜鉛メッキ塗装を施したタイプが採用されてきた。当社でも1999年から「カーゴテーナ」に同タイプを用意、受注生産品として対応してきた。
ただ、この溶融亜鉛メッキタイプは特殊加工を要するため納期が1.5カ月程度かかるうえ、競合製品も多く、製造・販売面で改良の余地を残していた。「ジンクコートタイプ」は、当社独自のパイプ製造技術・塗装技術を活用するとともに、自社工場自動化ラインで量産することで品質の安定化を図り、納期も従来の半分以下の20日間に短縮。競争力のある製品を実現したものである。
- 主な特長
- 防錆力を大幅に向上(標準タイプの10倍以上、メッキタイプの1.5倍以上)。
- 納期を従来比約半分の20日間に短縮。
- ダイフクホワイト色の粉体塗装でソフトな美観、手触り感を実現。
- 二重管構造による騒音防止設計で台車同士の接触音を低減。
- 仕様および標準単価
型番 寸法 価格 CRT-N20Z 800mm(幅)×600mm(奥行き)×1,700mm(高さ)\48,800 CRT-N40Z 855mm(幅)×650mm(奥行き)×1,700mm(高さ)\50,300 CRT-N70Z 1,100mm(幅)×800mm(奥行き)×1,700mm(高さ)\55,700
[ご参考]
- ジンクコートについて
- 一般的にジンクコートとは、鋼板表面に亜鉛(ジンク)皮膜を生成することを指す。
スプレー式の塗料として市販されているものもある。 - 今回開発した「ジンクコートタイプ」は、メッキ処理した鋼板をパイプ形状にし、さらにカーゴテーナの側面パネルとして加工、仕上げとなる紛体塗装工程を経て製品化する。
- メッキ鋼板は防錆力が高く、立体駐車場などの屋外工作物で幅広く利用されている反面、色や質感で違和感があった。
一方、粉体塗装は(1)塗膜が強靭で耐久性に優れている(2)静電塗装のため均一な塗膜が得られる(3)光沢があり美観を保ち環境に調和する、などの特長を持つ。
- 一般的にジンクコートとは、鋼板表面に亜鉛(ジンク)皮膜を生成することを指す。
- 防錆力の比較
- 当社にて塩水噴霧テストを実施(部材に十字の傷をつけて、塩水を噴霧。赤錆発生までの時間を計測)
結果
- 「ジンクコートタイプ」
- :360時間
- (溶融亜鉛)メッキタイプ
- :240時間
- 標準タイプ
- :24時間
- 当社にて塩水噴霧テストを実施(部材に十字の傷をつけて、塩水を噴霧。赤錆発生までの時間を計測)
カーゴテーナ ジンクコートタイプ
